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2010年6月22日~6月28日までの治療報告
2010年6月22日~6月28日までの治療報告です。
6月22日(火) | |
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点滴による中心静脈栄養が完全にストップとなり、経腸栄養(腸から栄養を入れること)だけになる。 小腸と大腸の人工肛門の色が赤黒くなっていることから、翌日、内視鏡で小腸生検をすると共に、人工肛門の色が治らなければ、IVR(Interventional Radiology)で腸につながっている血管を広げるとのこと。 前回はバルーンを使って閉塞した血管を広げたが、今回は血管内にステント(金属状の筒)を入れる予定。 |
6月23日(水) | |
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小腸生検の結果、拒絶反応なし。37℃の発熱。 人工肛門の色(腸の血流)が少し改善したので、本日の処置(IVR)はなくなる。 鼻から酸素供給をしていたチューブも外れる。 おしゃべりをしているのか、声を出すようになる。 |
6月24日(木) | |
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昼過ぎと夕方に37.5℃まで発熱。 人工肛門の色が快復しないため、後日IVRを行うとのこと。ヘパリン(血流を良くする薬)の持続点滴を開始。 腸で消化ができていないのか、人工肛門からの排泄量が、この4日間で4倍(正常値の4倍以上)になる。腹水の量も増加する。 そのため、経腸栄養を止める。 |
6月25日(金) | |
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腹水の量が多すぎるため、経腸栄養の内容を変え10(cc/時間)で再開。点滴による中心静脈栄養も同時に再開する。 表情もだいぶはっきりしてくる。 |
6月26日(土) | |
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午前中に37.7℃まで発熱。 右頬が赤くなる。6月15日に抜いた中心静脈ラインの穴から感染の疑いがあり、皮膚の生検を行い、右頬を超音波で撮影をする。 |
6月28日(月) | |
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経腸栄養を入れているお腹の穴から栄養が漏れてきてしまい、経腸栄養を止める。 熱も38度を越え、血液(中心静脈と末梢)と尿が培養に出される。 経腸栄養のチューブが体の中で曲がり閉塞していないか確かめるためにレントゲンを撮る。 150ccの赤血球の輸血を行う。 |
2010年6月28日 21:20 | 個別ページ