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2010年6月29日~7月5日までの治療報告
2010年6月29日~7月5日までの治療報告です。
6月29日(火) | |
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38度の熱は下がらず。 小腸生検を行った際、小腸がむくみ、出血もあることが分かる。(写真左) 結果は、かなり強い拒絶反応が出ている、とのこと。 免疫抑制剤のタクロリムスの量を増やし、別にハイドロステロイドという薬を始める。夜には、更に3種類の免疫抑制剤を追加。 また、造影剤を入れて撮影したレントゲンで、GJ(2本のチューブ。1本は胃に、もう1本は十二指腸に入れる)が適切な位置にないことが分かる。IVR(Interventional Radiology)で再度入れ直しを行わないと経腸栄養(腸から栄養を入れること)の再開はできないとのこと。 |
6月30日(水) | |
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左首に入っていた中心静脈ラインが抜けてしまう。 右手に末梢ラインが1本入るが、あとは失敗。IVRでのGJを入れ替える作業を、中心静脈カテーテルを挿入する処置に変更。同時に小腸生検を行う。人工呼吸器(IVRでの処置を全身麻酔で行った)も、当日外すことができた。 OKT3という(副作用も)強い免疫抑制剤を始める。 腹水を抜き出すチューブの一本を抜く。 赤血球の輸血を行う。 |
7月1日(木) | |
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赤血球と血小板の輸血を行う。 小腸の人工肛門からの出血は止まらず。また、尿の出が悪く、尿管を再度入れることになる。 腹水を抜き出すチューブ(残りの一本)がつまる。現状だと出血の危険があるため、後日抜くとのこと。 拒絶反応が出てより、ビリルビンの(肝機能の異常を示す)数値が悪化し続けている。 |
7月2日(金) | |
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腹水を抜き出すチューブを抜く。 また、脾臓(ひぞう)摘出手術の傷口を止めていたステーブル(ホッチキスの針のようなもの)を外す。 小腸の拒絶反応が、少し改善されてくる。 |
7月3日(土) | |
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血小板の輸血を行う。 酸素供給を行うチューブを外す。 鎮静剤の禁断症状かステロイド等免疫抑制剤の副作用なのか、手足を激しく動かし、昨夜から一睡もできず。 人工肛門からの排泄物の色(出血)が、なかなか改善されない。 |
7月4日(日) | |
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血小板の輸血を行う。 尿の出が改善され、尿管を抜くことができた。 |
7月5日(月) | |
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赤血球の輸血を行う。 白目に、黄疸が目立つようになる。 拒絶反応は、少しずつ改善されているとのこと。 |
2010年7月 5日 21:30 | 個別ページ