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2010年7月7日~7月12日までの治療報告
2010年7月7日~7月12日までの治療報告です。
7月7日(水) | |
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だいぶ長い時間遊べるようになる。 投与している抗生剤の1つを止める。 右足のひざから足の付け根までが赤くなり熱を帯びる。皮膚の感染症と疑われたが、午後に快復してきたため、抗生剤の再投与をしなくてすむ。 |
7月8日(木) | |
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IVR(Interventional Radiology)で、詰まっていたGJ(胃ろう。胃と十二指腸に計2本のチューブが入っている)の入れ替えを行う。 経腸栄養を電解質の入った水3(ml/時間)でスタートする。 脈拍が高く、寝ていても140(回/分)台、起きているときは170(回/分)になる。人工肛門の色(腸の血流)も悪い。ドナーと美香子ちゃんの臓器をつなげた場所の、血管の閉塞が原因である可能性が高いとのこと。ヘパリン(血液を固まらせないようにする薬)を毎日注射することになる。 |
7月9日(金) | |
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人工肛門の色が快復せず。寝ていても脈拍が170(回/分)となり、熱も37.5℃になる。震えもあり、GJから出血をする。 急遽、IVRにて閉塞している血管(ドナーと美香子ちゃんの臓器をつなげた場所)に、ステント(金属状の筒)を入れて固定し、広げる処置を行う。 全身麻酔をし、人工呼吸器を付けての処置となった。 (写真左は、処置前の美香子ちゃん) |
7月10日(土) | |
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赤血球の輸血を行う。 人工呼吸器をはずすことができ、鼻からの酸素供給になる。 ヘパリンの持続点滴を開始。最低でも1週間は続くとのこと(その間はICUから出られません)。 ラインから投与する薬が増え、右足に末梢の静脈ラインを入れる。また、左足に動脈のラインを入れる。 小腸の生検を行う。正常ではなく、赤く腫れていて、白い粘液が多いとのこと。また脈拍も、寝ているときに150(回/分)台と非常に高い。 |
7月11日(日) | |
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血液検査で、血液中の感染が確認される。 更に抗生剤が増える。 |
7月12日(月) | |
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人工肛門からの便が出ず、洗腸を行う。人工肛門のすぐ横にある傷の糸を抜糸。 38.8度の発熱。 肝臓への負担を減らすため、ヘパリンの持続点滴を、1日2回の皮下注射に変更する。 |
2010年7月12日 15:00 | 個別ページ