美香子ちゃんを救う会(みかこちゃん):ヒルシュスプルング病と戦う美香子ちゃんを救う会 公式サイト

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2010年8月3日~8月8日までの治療報告

2010年8月3日~8月8日までの治療報告です。


8月3日(火)
人工肛門からの出血は止まるが、胃から引いているチューブからは血が出てきている。
血液の検査結果にて、肝臓が悪化しているとのこと。
レントゲンと、心臓の超音波検査を行う。
昨日より尿が出てくるようになる。

8月4日(水)
腸内の出血は、だいぶ改善されてくる。
赤血球と血小板の輸血を行う。

8月5日(木)
尿の出が悪くなり、お腹が張ってくる。
血小板の輸血を行う。

8月6日(金)
尿の出がさらに悪くなる。
左手に入っている末梢ラインが使えなくなり、右足に入れなおす。

8月7日(土)
右足に取った末梢ラインが使えなくなり、左腕に新しく入れる。
ブロビアック(皮下埋め込み式中心所脈カテーテル)のダブルルーメン(2本のライン)の1本から感染が確認される。
一時バイパップ(呼吸器の一つ)が外れたが、血中の二酸化炭素量が多く、人工呼吸器を挿管する。
午後から急激に血圧が下がる。利尿剤や抗生剤、血圧の薬など投与する薬が多く必要であったが、ブロビアックの1本が破損。緊急でIVR(Inteventional Radiology)にて、中心静脈カテーテルを首と足の付け根の2箇所に確保する。
血圧が安定したタイミングで、血液中の老廃物を取り除くため、人工透析の血液濾過を40分行うが、体温・血圧が下がり中断する。
ドーパミン(15.3ml/時間。これがMAXだそうです)とアドレナリンの持続点滴を開始。
赤血球、血小板、血漿を輸血する。

8月8日(日)
血圧が下がり始める。
医師・看護師が手を尽くすも、叶わず。
日本時間、午前1時20分、永眠。


2010年8月 9日 12:15 |

両親からの御礼

美香子を応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。

医師・看護師が手を尽くしてくださいましたが、日本時間で8月8日1:20am(米国時間で、8月7日昼の12:20)に、美香子は永眠いたしました。

美香子は、加藤友朗先生の計らいによって、人工呼吸器に繋がったままでしたが、母に抱っこされながら、最期の時間を家族でおくっていました。この時間、本人の反応もしっかりしており、涙しながらですが、楽しい時間を過ごしていました。

血圧は低いままでしたが、脈拍は150前後で安定していました。このまましばらくは大丈夫そうな状況と、長時間私たちが全く食事をしていなかったため、「このタイミングで食事を」と促され、美香子を囲んでお昼を食べた直後でした。

ゆったりと、家族団欒の光景を楽しんでいるかのような、穏やかな表情で、そして、その最期はあまりにも突然でした。今まで力いっぱい動いていた心臓が、ピタッと止まってしまいました。一時脈拍数が数十くらい回復しましたが、美香子はそのまま眠ってしまいました。

亡くなってから8時間もの間、ICU(集中治療室)にて、美香子を抱きながら家族の時間を過ごすことができました。

本当に、本当に感謝しかありません。誠にありがとうございました。

渡米直後、病院での美香子ちゃん

美香子と共に元気に3人で日本に帰ることが叶わなかったこと、いただいた臓器を自分のものにできなかったことが残念で、皆様に申し訳なくて仕方がありません。本当に申し訳ありません。しかし、皆様のおかげで、ここまで生き続けることができました。本当にありがとうございました。

美香子を応援して下さった方々に、心より感謝申し上げます。

古谷信一・香代子


2010年8月 9日 12:04 |

訃報

美香子ちゃんのために、ご支援・ご協力いただいた皆様に残念なお知らせをしなければなりません。

コロンビア大学病院の医師・看護師が最後まで手を尽くしてくださり、美香子ちゃんも全力で闘ってまいりましたが、日本時間、8月8日午前1:20(米国時間、昼の12:20)に永眠いたしました。

心よりご冥福をお祈りいたします。

改めまして、これまで様々ご支援・ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

2010年8月 8日 管理人 |

日本障害者支援協会・北関東支部の皆様による活動予定 8

日本障害者支援協会・北関東支部の皆様で
街頭募金活動を行っていただくことが決定いたしました。

街頭募金活動予定詳細

  • 8月6日(金):JR船橋駅南口 17時頃~19時頃まで

※時間帯は多少前後する場合があります。ご注意ください。
※雨天の場合は中止となります。

日本障害者支援協会・北関東支部の皆様には、再募金を始めてより、毎週募金活動を行ってくださっています。

真心のご支援、ご協力を心より感謝申し上げます。


2010年8月 5日 管理人 |

2010年7月27日~8月2日までの治療報告

2010年7月27日~8月2日までの治療報告です。


7月27日(火)
小腸の内視鏡検査と生検を行う。

7月28日(水)
ドレインチューブを再度挿入。
抗生剤のポリミキシンを止めて、新しい抗生剤の投与を開始。
赤血球と血小板(2回)を輸血。
尿の出が、非常に悪くなる。

7月29日(木)
CV(中心静脈カテーテル)のダブルルーメン(2本の管)の片側から感染が確認される。
抹消ラインを入れる。
尿が出始める。
インシュリンの持続点滴を止める。

7月30日(金)
検査のための造影剤等が、かなり体の負担になっている。そのため、1週間は特別な検査をせずに様子を見ることになる。
インシュリンの持続点滴を再開。
赤血球と血小板を輸血。

7月31日(土)
血小板の輸血を行う。
毎日撮っていたレントゲンをストップする。

8月1日(日)
血液製剤IVIGを投与。

8月2日(月)
赤血球と血小板を輸血。生検以降、腸内の出血が止まらない。
血糖値が高く、ほぼ毎日インシュリンを投与している。
肝臓・腎臓の血液検査の数値も悪く、拒絶反応が出てより便は全く出ていない。


2010年8月 3日 22:58 |


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募金目標金額

182,000,000円

募金達成金額
191,913,223円
2011年6月30日時点

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